セブンイレブンといえば、誰もが知っている私たちの身近にあるコンビニエンスストアですよね?
私も、私の自宅から3分の距離にセブンイレブンがあることもあり「お酒がなくなった」「明日の朝食のパンを買いに行こう」「お菓子が食べたくなった」など、まるで冷蔵庫代わりに毎日毎日、セブンイレブンを利用しています。
そんな私みたいな人が多いからなのか、セブンイレブンはファミリーマートやローソンなど数多くのコンビニエンスストアの中で、抜群の「売り上げ」と「利益率」を誇っています。
今回は、そんなセブンイレブンから学ぶ客単価の上げ方について、学んでいきたいと思います。
もし、あなたが客単価が低くて経営が苦しいと悩んでいるのなら、セブンイレブンの事例が現状を打破するための参考になると思いますので是非、この記事を最後までご覧下さい。
目次
セブンイレブンの店舗数は?
セブンイレブンって一体、何店舗あるのでしょうか?
2018年の数字で、20033件とコンビニ業界の首位を独走している状態です。
http://todo-ran.com/ts/kiji/10328
ちなみに2位はファミリーマートで17409軒、3位はローソンで13693軒になっており、名実ともにセブンイレブンは私たちの暮らしに最も身近な存在となっています。
セブンイレブンの平均日販は?
また、セブンイレブンの全国平均日販は約65万7000円(2017年2月時点)。
ファミリーマートは52万2000円(2017年2月時点)なので、2位以下よりも10万以上も売り上げている計算になります。
このようになぜ、セブンイレブンは客単価が高く、「売る力」に優れているのでしょうか?
セブンイレブンと他のコンビニとでは一体、何がどう違うのでしょうか?
なぜ、セブンイレブンは他のコンビニに比べて、客単価が高いのか?
客単価は商品購入点数×商品価格で決まります。
コンビニなので商品価格に各社、大きな違いがないことを考えると、セブンイレブンは他の会社に比べて、1人あたりの商品購入点数が多いということになります。
客単価を上げる方法とは?
客単価を分解すると商品購入点数×商品価格になることがわかったら次は、どうすれば客単価を上げることができるかですよね?
客単価を上げる方法をまとめると下記のようになります。
- 商品・サービスの価値の高さを伝える
- 商品・サービスの品質を高める
- 限定商品で購買意欲を刺激する
- セット販売をする
- 追加販売をする
- 関連商品を販売する
- 2個買うと1個プレゼントなど、お得な提案をする
さて、セブンイレブンのお店の中に入ったことを想像してみて下さい。
セブンイレブンの店内の至るところで、ついつい、たくさんの商品を買ってしまうような仕掛けがされていることに気づきますよね?
欠品はほとんどないですし、寒い日にはおでん。雨が降れば傘。近所で運動会が開催される日には、たくさんのおにぎりやお弁当がお店に並びます。
セブンイレブンの「売る力」の源流
今は経営の第一線から退いてしまいましたが長年、セブンイレブンの経営の舵取りをしてきた鈴木敏文さんは著者「売る力」の中で、
お客様に 「買ってよかった 」 「食べてよかった 」 「来てよかった 」 … …と思ってもらえるよう 、 「お客様の立場で 」あらゆる面から徹底して追求し 、けっして妥協しない 。それが全店平均日販約六十七万円と 、他の大手チェーンを十二 ~二十万円上回るセブンイレブンの 「売る力 」の強さになって表れているように思います 。
と述べています。
まとめ
今回の記事のテーマは、セブンイレブンから学ぶ客単価の上げ方。
その答えは、簡単に言ってしまえば売り手の立場からではなぐ、買い手の立場に立って商品を販売する徹底した姿勢と行動にあるのです。
経営は野球やサッカーなどのスポーツと同じように、理論ではなく実践の世界です。
セブン&アイ・ホールディングス全体のグループのスローガンは「変化への対応」と「基本の徹底」です。
巨大企業になった今でも、セブン&アイ・ホールディングスは、この姿勢を貫いているのです。
常に世の中の流れに敏感であること。
基本を誰よりも徹底すること。
この頭で考えればごくごく当たり前のこと。
でも、実践し続けることが難しく、誰もが実践し続けることができないこと。
このことを愚直に追求する姿勢と行動こそが、セブンイレブンの他を圧倒する客単価、販売力につながっているのではなくでしょうか。