あなたは、いつもお客さんを大事にしていますか?
もし、あなたがこの質問をされれば「はい」と言うと思います(違いますか?)
でも、実際は口で言うほど、お客さんを大事にできていないことの方が多いのではないでしょうか?
なぜなら、実際のお客さんは口うるさいし、あなたのサービスへの対応に対する評価も厳しいからです。
頭では「お客さんを大切にしなきゃ」と思っても、毎日の仕事でそれを実践することは決して簡単なことではありませんよね?
お客様は、本当に神様なのか?
古くから「お客様は神様です」という言葉がありますが、本当にそうなのでしょうか?
実は、違います。
もし、あなたがお客さんに振り回されてばかりいるのなら、そのお客さんはもしかしたら、あなたのビジネスにとって相応しくないお客さんかもしれません。
当然のことですが、どんな業種であっても、大企業であっても中小企業であっても、すべてのお客さんを満足させることはできませんよね?
いくらなんでも、この考え方は非現実的過ぎますよね?
このように、どんなビジネスでも、どんな商品・サービスでも、それに相応しいお客さんが存在します。
問題は、私たち事業者側が、自分たちのビジネスに相応しいお客さんを明確にしていないことの方にあります。
自分たちのビジネスに相応しいお客さんを明確にしないと、どうなるのか?
私も過去に苦い経験がありますが、自分のビジネスに相応しいお客さんを明確にしないと、相応しくないお客さんが混じってしまった時に、そのお客さんに振り回されてしまいます。
当然の結果として、お客さんに振り回されるビジネスが儲かることはありません。
オフィスは毎日、混乱状態です。
お客さんへのクレームの対応が業務のほとんどを占めて、ぜんぜん価値ある仕事に手をつけることができません。
それから、もっと悪いことはせっかく良いお客さんと付き合っていたとしても、相応しくないお客さんの悪意ある口コミによって、良いお客さんがあなたの元から去ってしまうこともあるということです。
まとめ
「お客様は神様」ではありません。
そして、今、あなたがお客さんに振り回されてしまっているとしたら、あなたが自分に相応しいお客さんを明確に定義していないからです。
よく「うちのお客さんは困っちゃうよ~」という人がいますが、本当はそんなお客さんと付き合うということを選択をしているあなた自身のせいなのです(怒らないで下さいね)
お客さんを明確に定義しようとすると、
「お客さんを定義してしまうと、売り上げが減ってしまうのではないか?」
多くの人はこう恐れてしまいますが、結果は逆になるので安心してください。
八方美人と一緒で、みんなにいい顔をする人は、みんなから好かれないのです(むしろ、嫌われる可能性が高いですよね?)
逆に、自分のポリシーを持って、人付き合いをしている人は敵もできますが、味方もできるのです(ポリシーがある人はかっこいいですよね?)
くどいようですが現実的に、すべての人を満足させることはできません。
そろそろ、あなたのビジネス、商品・サービスに相応しいお客さんを具体的な言葉として定義して、市場に対してメッセージとして発信していきましょう。
きっと、あなたのビジネスが変わり始めるはずです。