あなたの給料を上げるために注目すべき「6つの数字」とは?
あなたが経営者、または個人事業主なら、あなたは自分で自分の給料を支払っていることになります。
そして、
「もっと給料が増えたらいいのに・・・」
というようにもし、あなたが心からこう願っているのなら、あなたが真っ先にやるべきことは何でしょうか?
それは、今、自分に届いたばかりのメールに返信することではありません。
また、お客さんに電話をすることでもありません。
それは「6つの数字」に注目することです。
この「6つの数字」に注目して、自分が今いる立ち位置を正しく把握することなのです。
あなたの給料を決めるシンプルな計算式とは?
なぜなら、あなたの給料は下記のシンプルな数字によって決まっているからです。
*「6つの数字」は後ほど、ちゃんと紹介しますので安心してください。
新規顧客×客単価×リピート数。
例えば、
新規顧客10人×客単価1万円×リピート数3回であれば、あなたが手にできる売り上げは30万円ですよね?
そして、あなたが手にすることができる給料は売り上げから商品原価を引いたり、事務所代や交通費、通信費、販促費などを引いた後の残りの金額で決まります。
では、客単価を2倍にした場合はどうでしょうか?
新規顧客10人×2万円×リピート数3回で、あなたが手にすることができる売り上げは60万円ですよね?
価格を上げることによって、ビジネスはいっきに楽になりますね。
さらに、
新規顧客×客単価×リピート数。
この3つの数字を分解するとこうなります。
新規顧客=新規顧客数−流出顧客数
新しいお客さんを獲得するよりも出て行くお客さんが多くなれば当然、あなたのビジネスは縮んでしまいますよね?
だから、あなたが注目するべきことは日単位、週単位、月単位で新規顧客と流出顧客数をチェックすることにあります。
新規顧客数よりも流出顧客数の方が多ければ、あなたのビジネスは要注意な状態にありますので、何らかの対策が必要になります。
客単価=価格×商品購入点数
客単価は価格、つまり、値決めと商品購入点数で決まります。
例えば、あなたが定食屋やっていたとして、メニューが生姜焼き790円しかなければ、それしか売れません。
でも、他にも肉じゃが190円、ポテトサラダ150円など、他のメニューがあれば、お客さんに生姜焼きと一緒に肉じゃが、ポテトサラダも提案することができます。生姜焼きと一緒に肉じゃが、ポテトサラダも買ってもらえば、客単価は1130円となり、客単価を340円も上げることができます。
客単価が低い状態であれば、あなたのビジネスは要注意です。
なぜなら、あなたがどんなに一生懸命に働いても全然儲からない体質に陥ってしまうからです。
客単価が低ければ、あなたは何らかの対策を打たなければなりません。
リピート数=購入間隔×購入回数
リピート数は購入間隔と購入回数で決まります。
例えば、あなたが整体院をやっていたとして2週間に1回来てもらって3ヵ月続けてもらった場合のリピート数は6回になります。
1回の施術料が5000円の場合、あなたが1人あたりの顧客から得られる売り上げは3万円になります。
購入間隔が長く、購入回数も少なければ、あなたのビジネスは要注意です。
なぜなら、あなたは常に新しい顧客を獲得し続けなければならないからです。
早急に、何らかの対策を行っていきましょう。
まとめ
ビジネスは一見して、複雑に見えます。
そして、あなたの給料を上げるためには、膨大な仕事をこなさなければならないように思えます。
でも、これまで見てきたような「6つの数字」。
つまり、
- 新規顧客数
- 流出顧客数
- 価格
- 商品購入点数
- 購入間隔
- 購入回数
の「6つの数字」に注目して、あなたの限りある時間、労力、資金を集中して投下することができれば、売り上げを増やし、給料を増やすことができるのです。
逆を言えば、あなたがどんなに頑張っていても、この「6つの数字」を改善する行動でなければ、あなたのビジネスを成長させることはできません。
今、あなたがやっている目の前の仕事は、この「6つの数字」を改善することに繋がっていますか?
この「6つの数字」は、あなたのビジネス成長の鍵となる重要な数字です。
手帳に貼るなり、デスクの前に貼るなりして常に、意識していきましょう。
そのような行動の着実な積み重ねこそが、どんな時代、状況においても利益の源泉となるのです。