ここで私がドヤ顔で言うまでもなく、どんなビジネスも顧客がいなければ、成り立ちませんよね?
だから、顧客があなたにとってすべてであるように彼ら、彼女らのことを大切に扱うようにしましょう。
なぜなら、実際、彼ら、彼女らはあなたにとって、その通り、大切な存在だからです。
売上はどこからもたらされるのか?
顧客は実際に苛立つこともあるし、あなたや従業員らの接客態度に対しても厳しいこともあるでしょう。
それでも、あなたの収益や売上はどこからもたらされているのか、つねに覚えておく必要があります。
ビジネスの現実とは?
あなたのビジネスから得られる利益のすべては、いつ不満を持つかわからない顧客から生じています。
つまり、常に安泰ということはないのです。
あなたやあなたの従業員のちょっとしたふるまいが顧客を激怒させてしまうこともあります。
だからこそ、顧客を大切に扱って、満足した彼ら、彼女らがリピート顧客となって、家族や友人を紹介してくれれば、ビジネスはどんどん発展します。
「顧客はいつも正しい」は嘘
アメリカの古いことわざに「顧客はいつも正しい」という言葉がありますが、これは事実ではありません。
たったひとりの不満を抱えた顧客の口コミのおかげで、多くの顧客を失うという結果になることもあるのが現実のビジネスです。
また、顧客が、あなたの商品やサービスについて何も言ってくれないために「万事うまくいっているはずだ」とあなたが考えてしまうことも危険な兆候です。
でも、あなた自身のことを考えてみれば分かりますが、「信じられない。御社のおかげで本当に最悪な経験をさせられたよ」などと、わざわざあなたやあなたの従業員に言ってくれる顧客は、ほとんどいないのが現実です。
怒ることはエネルギーがいることなので、わざわざ、そんなことを言いたくはないですよね?
顧客は他の人に、あなたのビジネスについて好意的な発言をする可能性もあれば、否定的な発言をする可能性もあります。
満足した顧客を、コストの要らない広告と見なすようにしよう(広告には、いくらのコストがかかるかご存知ですよね?)
満足できなかった顧客の行動
満足のいく経験が出来なかった顧客は、少なくとも 10 人から 20 人に自分が嫌な体験をしたことを話すと言われています。
想像してみて下さい。
10 人から 20 人の人が、自動的にあなたのビジネスを選ばなくなるということを・・・。
恐ろしいですよね?
例えば、あなたの会社の受付係がたまたまむしゃくしゃしていて、電話で失礼な応対をしてしまったとすれば、電話をかけた顧客はそのことを 10 人から 20 人に話すことになり、そのお客さんは、二度とあなたのビジネスを利用することはないでしょう。
顧客とより良い関係を築くための第一歩は、まず顧客は普通の人間であるということを理解することです。彼ら、彼女らは、あなたと同じような感情や願望、そして欲望をそれぞれに持っている人たちである。
人間についてはこの 50 年間、歴史上どの時期よりも研究されてきました。
人間を行動に駆り立てるような情熱、感情、そして恐怖を理解し、その感情をターゲットにするのがあなたの仕事なのです。
顧客のことを「金のなる木」と考えるのはやめよう
顧客のことを金のなる木と考えるような態度はやめよう。
その代わりに、こんなふうに考えてみることをお勧めします。
「どうすれば、彼らにより多く、より早く、より手軽で、より安く、より高い品質、より長いサービス、より良いメリット、より幅の広い選択肢、より彼らの欲しいものに近いものを提供することができるだろうか?」
もし、それだけを考えるようにすれば、ビジネスを適切に運営するかぎり、利益を生むことができるでしょう。
それを長期にわたり考え続けていけば、あなたのビジネスや商品やサービスの価値は、最終的に、必ずや高い次元まで高まっていることでしょう。